人気の漫画などを無許可でネット上で公開している海賊版サイト、ある特定のサイトにアクセスすると仮想通貨モネロ(Monero)のマイニング(採掘)に利用されていたという事がわかりました…。
モネロのマイニングに利用→そこから見えること
海賊版サイトをめぐってある特定のサイトにアクセスすると、閲覧者に無断で仮想通貨モネロのマイニングに利用…
これだけでも「え?どういうこと?」と思ってしまいますよね。
フィッシングサイトみたいな形の何かに引っかかってるって事なのかな?
当初、この件を知ったときにそう思ったんですけど、この件をつきとめた情報セキュリティー会社「トレンドマイクロ」が次のように注意を呼びかけています。
問題視されていた海賊版サイト
「海賊版サイトの利用は避けるべきだ」
と、情報セキュリティー会社「トレンドマイクロ」は注意をうながしています。
問題の「海賊版サイト」とはどんなサイトだったのか?
閲覧者のスマホやパソコンを使って無断で仮想通貨モネロのマイニング(採掘)を行っていたのは数万点の漫画だったり雑誌を無料で読ませていて、2017年秋ごろから問題視されてきた海賊版サイト。
仮想通貨のマイニング(採掘)
たとえばビットコインなどの仮想通貨は、ネットワーク上で膨大な作業(計算や記録をする)となってしまいます。
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そのため稼ぐ目的で仮想通貨を他人のパソコンでマイニング(採掘)するプログラムが実行しているとのこと。
まったく知らなかったら、こういった一件は少しゾっとするというのか…
「トレンドマイクロ」によると”問題のサイト”と同じ名前のサイトが複数確認されているってことなんです。
勝手にモネロのマイニング(採掘)
”問題のサイト”は、トップページにアクセスするだけで”あるプログラム”が起動します。
そして勝手にモネロの採掘を行うそうなんです。その”あるプログラム”、それは”コインハイブ”というプログラムになります。
コインハイブとは?
サイトの運営者が、閲覧者に仮想通貨を採掘させて、その収益を受け取るサービス。
専用のJavaScriptコードをサイトに埋め込むと、そのサイトを閲覧した人のPCのCPUパワーを使い、仮想通貨モネロを採掘。
コインハイブは、”マルウェアだ”、という批判の声もあれば、”仮想通貨の新たな可能性を示している”という声だとか賛否上がっています。
パソコンやスマートフォンなど視聴端末のCPUに大きな負担をかけるため、端末の利用速度が著しく低下したりバッテリーが急減する場合があるそうです。
モネロならではの特性
モネロはその特性としてビットコインなどよりも取引の匿名性が高いです。
追跡が難しい特徴を持っていることからも昨年からは北朝鮮が第三者のパソコンをハッキングする手口でマイニング(採掘)を行い、資金源としている可能性をアメリカのセキュリティー会社などから指摘されてます。
まとめ
こうした海賊版サイトの被害って年々だんだんと深刻なものになってきている気がします。
漫画を読むのに仮想通貨やマイニングに直結してしまう
数年前だったら考えられないような事ですよね。
日本の漫画家さんたちもこの手の問題には日本の漫画文化の危機を感じている節があるみたいです。
海賊版サイトだったりフィッシングサイトに誘導されないようにしないといけないですね。
そこにリスクがあったらまず確かな確認から行うべきだと思います。