ちらほらと5月28日は、「Authorshipがバーン」と話題になっているのを見かけますが、そのAuthorshipとはどんな暗号通貨なのか?
出版業界に関係?分散型?バーン?ローンチ?
Authorshipとは?
Authorship.com Overview from Authorship on Vimeo.
インターネットの普及に伴って、書籍業界は斜陽産業とも言われてきています。
そんな書籍業界で、近年ではデジタル書籍やオンラインが一般的になってきており、作家や読者にもその影響は良し悪しあれど与えてきているものとなっています。
また、インターネット普及→集中から、プライバシー侵害の懸念点があります。
著作権などにみられるように。
そういった中で、分散型のインターネットをブロックチェーン技術を用いて構築することを目的としてAuthorshipが誕生しました。
著者、出版社、読者、翻訳者を1つのプラットフォームに連動させ、第三者の干渉を受けずに対話できるようにします。スムーズな機能を確保し、出版業界の古くからの問題を解決するために、私たちは誰もが義務を負う環境を提供します。
引用:Authorship
ATSトークン
ATSトークンとは?
原作トークン。Ethereum技術に基づくERC-20トークンであるATSは、新しいBlockchainベースの書籍出版システムの交換単位です。著者、出版社および翻訳者は、書籍の販売と引き換えにATSトークンで報酬を受け、読者は書籍を購入するためにATSトークンを費やすことができます。
Authorship(ATS)のバーン
仮想通貨のバーンとは?
バーン=BURN。「燃やす」という直訳。
例えば、発行済みの仮想通貨を永久的に使用できないようにすることの意味となります。
仮想通貨は発行枚数が決まっているものが多く、バーンにより1枚あたりの価格が高まるとされています。
4月30日時点で、Authorshipの公式Twitterアカウントから以下のツイートがされています。
Authorship token burn dates are: May 1st, 4, 7, 10, 13, 16, 19, 22, 25, 28.
10M ATS will be burned in total (10 x 1M ATS every day).— Authorship (@authorship_com) 2018年4月29日
このツイートは、日本語にすると以下のとおりになります。
バーンの日付は、5月1日、4日、7日、10日、13日、16日、19日、22日、25日、28日です。合計10 MのATSが焼き付けられます。
バーンに関しては、5月2日に「合計5MのATSトークンのみ」と、公式ブログ上で発表されていましたが…
ツイートの「合計10M」というのが”違うじゃん”ってことになっているような…
4月の頭の段階で、トークンの有効性についてわりと多くの人たちから問い合わせがあった?ようなことをAuthorship側は言ってましたよね。
そして、トークンのバーンテストが正常に完了したと認識しているだけに、何か腑に落ちないのは気のせいなのか…
『大きな突然の市場動向を生み出さないため』との声明も出ていますが、それにしても随分とひっそりした感じだなという印象が強いです。
またAuthorshipのツイートで、次のようなツイートもあります。
We are just a week away to Authorship official launch on June 1st!
5 Easy Steps To Sell Your Book Through Authorship -> https://t.co/GTZ6dPlcXC
— Authorship (@authorship_com) 2018年5月26日
日本語にすると以下のとおりになります。
私たちは6月1日にAuthorshipの正式ローンチまでわずか1週間!
原作者を通じて書籍を売る5つの簡単なステップ
ちなみに、「原作者を通じて書籍を売る5つの簡単なステップ」のリンクを開いてみると、実際にその手順が図解にて書かれているページに飛びます。
まとめ
イーサリアムブロックチェーン活用で書籍業界の新しい運用モデルを提供するプラットフォームと名打ってるAuthorship。
バーンにしても若干地味に感じてしまいます。
しかしながら、どこぞのICOのように当初からやたらと広告・宣伝のみを打って、というよりは個人的には好感としては持てています。
ただ、ATSトークンの機能を大々的に拡張してほしいという思いは、単純に本好きの1つの声であります。
尤も、書籍購入や、作者・翻訳者用の月額報酬は機能としてあるわけですが…