クレジットカードの「クレディセゾン」が、同社の発行カードによる仮想通貨の購入取引の利用停止を9日、公式ホームページで発表しています。
セゾンカードの公式発表
セゾンカードの公式ホームページにて発表されました。
発表されたのは3月9日付でセゾンカードの公式ホームページ内に、次のように発表されていました。
「弊社発行カードによる仮想通貨など購入取引の利用停止に関するご案内」
お客様各位
日頃はセゾンカードをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
今般の社会情勢などを踏まえた総合的判断により、弊社発行のクレジットカードによる仮想通貨のご購入は、原則としてお断りさせていただくことにいたしました。
お客様にはご不便おかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申しあげます。
セゾンが発行するクレジットカードで仮想通貨の購入取引をやめましたって事ですね。
日本国内のクレジットカード会社と仮想通貨
日本のクレジットカード会社の発行するクレジットカードで、仮想通貨の購入できないようにするという件は今回が初めてなのでしょうか?
⇒いいえ。実は、このセゾンカードが初めてのケースではありません。
すでに今回のセゾンカードのように、日本国内のクレジットカード会社の発行するクレジットカードで仮想通貨の購入をできないように発表・措置を取っているのは複数あります。
仮想通貨を購入できないようにしているカード
クレジットカードで仮想通貨を購入できないようにしているカード類
JCBカード
三井住友カード
三菱UFJニコス
イオンフィナンシャルサービス
クレジットカードでの仮想通貨購入ができないように措置している主な理由は何なのか?
それにはいくつかの背景があるわけですよね。
クレジットカードで借金してまで仮想通貨を購入する人が多い
仮想通貨の価格変動の大きさ
カード決済による損失リスク
などが今回のセゾンカードの今般の社会情勢などを踏まえた総合的判断にあたるのではないかと思われます。
こうした仮想通貨購入をめぐる動きはクレジットカード会社だけではありません。
仮想通貨購入をめぐる自主規制
国内の仮想通貨取引所でも同じような措置は取られていたりします。
たとえば、国内大手の仮想通貨取引所である「bitFlyer」も、クレジットカードで仮想通貨が購入できなくなる措置の旨を発表していました。
当社が契約しておりますクレジットカード会社の仮想通貨購入に関する方針変更のため、2018 年 3 月 9 日(金)0:00(日本時間)以降、クレジットカードでの仮想通貨購入サービス「クレジットカードで買う」を停止いたします。
これに伴い、以下のサービスがご利用いただけなくなります。— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) 2018年3月3日
まとめ
まだまだ仮想通貨を購入する目的でのクレジットカード利用をしている人はそう多くはないと思いますが、仮想通貨を購入する目的でクレジットカードをこれから作ろうとしている人には正直どこもおすすめできない感じになってしまいます。
日本国内だけでなく、海外でも同じようにクレジットカードでの仮想通貨購入停止が着実に進んでいます。
海外の場合は、銀行が多いようです。
”顧客を持っている”という点では取引所もクレジットカード会社も銀行も同じになりますし、今後も各社・各所による自主的規制は進むのでしょうね。