アメリカのベンチャー企業(新興企業)向け株式市場で有名なナスダックが仮想通貨取引所を前向きに検討しているということを同CEOが発言しているようです。
ナスダックとは
ナスダックとは?
NTダウと同じく、世界的にも有名なアメリカの代表的な株式市場で、ベンチャー向け株式市場としては世界最大。ナスダック総合指数(アメリカ以外の全上場銘柄で構成される時価総額加重平均指数)は各国で注目されている。一方で、新興市場ということで高リスクともいわれている。
ナスダックCEOのコメント
ナスダックは、デジタル通貨交換を検討するということをCEOのアデナ・フリードマンさんが次のように話しています。
ナスダックは、時間の経過とともに暗号交換を検討することは間違いないだろう
デジタル資産の将来について強気だともCNBCでは報じられています。
さらにアデナ・フリードマンCEOは、デジタル資産の将来について強気だともCNBCでは報じられています。
アデナ・フリードマンCEOは
ICOは規制される必要がある
とも語ったようです。ナスダックのアデナ・フリードマンCEOがCNBCのSquawk Boxに対してコメントしたものになります。以下、原文。
“Certainly Nasdaq would consider becoming a crypto exchange over time,” Nasdaq CEO Adena Friedman told CNBC’s Squawk Box Wednesday. “If we do look at it and say ‘it’s time, people are ready for a more regulated market,’ for something that provides a fair experience for investors.”
引用:CNBC
動画のタイトルには”ナスダックは暗号化交換にオープンしているとCEOは述べている”と書かれていますね。
懸念点
ナスダックのアデナ・フリードマンCEOは、懸念点として”規制・法整備”を挙げてコメントしています。
適切な規制が整備され次第、ナスダックが仮想通貨取引所として機能することは検討できる
この「適切な規制が整備され次第」というのが果たしてどれくらいの期間を指すのかがポイントなんでしょうね。
仮想通貨取引所のジェミニとの技術提携を発表
ナスダックは仮想通貨取引所のジェミニとの技術提携も発表しています。
仮想通貨取引所ジェミニとは?
世界最大のビットコイン所有者としても知られているウィンクルボス兄弟が経営している仮想通貨取引所
以下、ジェミニのタイラー・ウィンクルボスCEOのコメント
ナスダックのサーベイランス(調査監視)技術を利用して、同プラットフォームが公平かつ「ルールベースの市場」を提供できるようにする
と明らかにしました。
まとめ
ナスダックのCEO的には仮想通貨自体の将来には前向きなのかなという感じはあっても、ICOに対してちょっと懐疑的な感じを出しているのが、仮想通貨取引所の検討にどう響くのか気になるところです。
ただ、”前向きな検討”としては捉えていいのではないでしょうか。その裏づけに仮想通貨取引所ジェミニとの協業があるのだと思えます。