ICOなどの多くのトークンでよく見かける「イーサリアムERC20」って何？ERC721とは？ERC223は？それぞれ何が違うのか？
ERC20とは
そもそもERCというのは何なのか？どういう意味なのか？
ERCとは簡単にわかりやすく言うと共通仕様のトークンになります。
ERC20…ERC20というトークンを用いることで1つのウォレットでいろんなトークンを保管できるようになります。
MyEtherWalletに見られるように、イーサリアムを利用しやすくなる。
共通仕様トークンERC20があると、違う名前のトークンをやり取りできる
⇒Dapps(非中央集権型アプリケーション)を利用しやすくなる。
ざっくりまとめるとイーサリアムのブロックチェーン上に簡単にトークンを発行することができる。
だからこそICOトークンにてERC20に準拠しているトークンが多くなっていると捉えられます。
ERC223とは
次にERC223について
ERC223とは…ERC20の上位互換の新規格。ERC20の問題(送金の際のGASや送金先アドレスについて)を解決したERC20の進化版・改良版。
⇒送金する際に必要なGASが、ERC20よりも少なく済む
GASとは？
ガソリンなど燃料のガスと同じ意味で、イーサリアムのブロックチェーンの燃料のこと。ざっくり言うとイーサリアムの送金手数料。
送金先アドレスについて
⇒送金先のアドレスを間違えると、ERC20だとそのトークンは消えるが、ERC223は送る側に返還される。
送金先アドレスが存在しなかった場合に、送る側に返還されるってことになります。
ERC721とは
次に、ERC721とはどんなトークンなのか？
ERC721とは…イーサリアムのブロックチェーンにおけるスマートコントラクトの1つ。
ERC20、ERC223もそれぞれイーサリアムのブロックチェーンにおけるスマートコントラクトの1つです。
ERC721は、そのスマートコントラクト内の、NFT(Non-Fungible Token)を扱えるよういなることが特徴。
⇒NFCの所有権・取引履歴を記録することができるようになる。
NFT(Non-Fungible Token)とは？
代替不可能なトークン。
仮想猫ゲームとして知ってる人たちの間では有名なDappsアプリゲームのCryptokittiesというゲームにおいて使われています。
※NFTに関してはこちら英語ですが日本語翻訳して参照するとわかりやすいかと思います。
まとめ
ERC20については26日時点でバグがニュースになっていました。
”BatchOverflow”という重大なバグで、イーサリアムのバグということではなく、一部のERC20を使ってる実装上のバグのようです。
これによってERC20の入出金停止や、安全のために取引を停止する取引所が出てきています。
一部のERC20だけとはいえ、バグである以上、早くこの問題が解決してほしいものです。
