イーサリアム(ETH)新規コード準備完了?PoS導入はいつ?Casperは問題?

イーサリアム(ETH)新規コード準備完了?PoS導入はいつ?Casperは問題?

4月20日、イーサリアムのネットワークのコンセンサスアルゴリズムにおける仕様変更における新規コードの準備が完了したことを明らかにしました。兼ねてから言われている「イーサリアム、PoSはいつ?」について触れています。

 

イーサリアム

 

 

イーサリアムはPoSへ移行?

 

「イーサリアムのPoSが始まればかなり期待大」そんな声が各SNS内で挙がっているのを見かけます。

 

この、「PoS」とは一体何なのか?イーサリアムの「コンセンサスアルゴリズム」とは?

 

コンセンサスアルゴリズムとは?
PoWやPoSはコンセンサスアルゴリズムになります。合意形成という呼ばれ方もしている。ブロックを追加するルールを設定したアルゴリズム。

 

PoSとは?
Proof of Stakeの略でPoWの消費電力解決のために考えられた仮想通貨取引の承認システムの1つ。

 

ビットコインで用いられるのが「PoW」(Proof of Work)で、PoSPoWの改善策として考案されたといわれてます。

 

そして、イーサリアムがPoSへ移行することを発表しているわけですね。

 

それでその時期はいつなのか?

 

4月20日にイーサリアムの開発者がイーサリアムのネットワークのコンセンサスアルゴリズムにおける仕様変更における新規コードの準備が完了したというのが明らかになっているものの、具体的なところが気になります。

 

PoSへの移行計画「Casper」

 

幻想的な夜景にモニター三台

 

PoSへの移行計画は、コードネーム「Casper」と呼ばれています。

この「Casper」をめぐって「その脆弱性」を指摘する声もセキュリティ研修者連中から挙がっていたりもしますが、イーサリアムの開発側は20日の開発者会議でのコメントで

 

このパズルは完成に近付きつつある

フォークを行うブロック番号の特定を議論する段階まで来た

 

と話したようです。ただ、”変更する以上は既存のイーサリアムのソフトウェアと両立できないので、変更するためにはネットワークに対するハードフォークを行わなければいけない”という問題があるんですね。

 

結局、イーサリアム開発者間会議で発言したDanny Ryanさんは

 

Ethereumのコンセンサス変更のためのコードは、今レビューの準備ができています

 

と締めくくったようです。

 

次のハードフォークはいつ?

 

変更する以上は既存のイーサリアムのソフトウェアと両立できないので、変更するためにはネットワークに対するハードフォークを行わなければいけない

 

ではハードフォークはいつなのか?

 

ハードフォークが2018年の2月に行われるといった噂が一時ありましたが、結果として何も起こらずで、現時点(4月20日現在)「いつ行われるのか?」は不明のままになっています。

 

 

まとめ

 

イーサリアムのPoS導入に関して、今年1月段階では「まもなく」といった声はあった(当初2月と言われていたため)ものの、結局流れて現状不明となっているわけですが、もしイーサリアムにPoS導入が正式に行われると、単純にマイニング(採掘)の際の電気代の抑制につながるんでしょうね。

日本ではまだまだ現実的ではないといわれるマイニングなので、どれくらい発生する電気代を抑えることになるのか若干興味はあります。

「まだまだ時間は掛かる」といった見解が今のところもっとも多い意見なようには思えますが、イーサリアムの公表を待ちたいです。

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