23日に日本の金融庁に警告(日本で無登録のまま営業を続けていることに。資金決済法違反)された世界最大手の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が、”ある行動”を取りました。
Binance(バイナンス)の行動
世界最大手の仮想通貨取引所のBinance(バイナンス)が、23日に日本の金融庁から警告を受けました。
なぜ警告をうけたか?については、以下のとおりです。
日本で無登録のまま営業をしていたことから資金決済法違反で警告書を出された
そんなBinance(バイナンス)ですが、警告を受けた翌24日に、本社を香港からマルタ島(地中海)に移転するということを発表しました。
発表するという行動を取ったBinance(バイナンス)ですが、CEOであるCZさんが↓のような声明を発表しました。
Binanceは移転先をいくつか検討してきたけどブロックチェーンに寛容な法律と財政の安定性を理由にマルタを選んだ
マルタが革新的なブロックチェーン企業を次々と展開して、欧州のブロックチェーン・エコシステムの中心になると確信する
といった内容のものです。
自社の専門知識を駆使して健全な規制枠組みの形成支援、他のブロックチェーン新興企業の成長に資金提供するという旨も触れられてます。
CZさんとマルタ首相のツイート
マルタのジョゼフ・ムスカット首相は、このBinance(バイナンス)のマルタ移転決定についてのツイートしています。
Welcome to #Malta 🇲🇹 @binance. We aim to be the global trailblazers in the regulation of blockchain-based businesses and the jurisdiction of quality and choice for world class fintech companies -JM @SilvioSchembri https://t.co/3qtAQjOpuQ
— Joseph Muscat (@JosephMuscat_JM) March 23, 2018
マルタのジョゼフ・ムスカット首相、普通に歓迎モードですね。
Binance(バイナンス)のことをマルタへようこそ、と歓迎の意をあらわし、ブロックチェーンに基づくビジネスの規制において、世界クラスのフィンテック企業となることを目指している、という内容になってます。
そして、Binance(バイナンス)CEOのCZさんは、自身のインスタグラムで「マルタは美しい」と添えて写真を投稿しています。
そのツイートがこちら
M for Malta. It’s beautiful! https://t.co/nIZedrsRzf
— CZ (@cz_binance) March 23, 2018
「マルタは美しい」と添えてインスタグラムにアップされた写真が
確かに「美しい」写真ですね。ちょっと曇ってる?のが気になりますけど…
金融庁から警告を受けたBinance(バイナンス)がそのタイミングで本社移転を発表。
その真意は果たしてどんな意味・どんな意図があるのでしょうか?
まとめ
タイミング的にこれは警告を出した日本の金融庁に対するBinance(バイナンス)の早速の報復?しっぺ返し?
なんて声もチラホラ上がっていますが、今回のBinance(バイナンス)本社移転がマルタになるということの真意が明確に語られるときはそう遠くないような感じがします。
あまり憶測だけで一人歩きしなければいいんですが…。
そうなってしまうと金融庁に”おかしな伝わり方”みたいいになってしまうとすでに警告を出しているわけですから、また何かしら一悶着になりうる可能性があるんじゃないのかと思ってしまいます。