仮想通貨業者が淘汰されていくと誰しもが感じている中、新たに2つの仮想通貨交換業者が交換業から撤退するというのが29日、わかりました。
仮想通貨交換業から撤退する2社
今回、仮想通貨交換業から撤退することがわかった2社は次のとおりです。
ミスターエクスチェンジ
ミスターエクスチェンジは、今月8日に福岡財務支局から資金決済に関する法律63条の16に基づく業務改善命令を受けていました。
東京ゲートウェイ
ゲートウェイ(リップルへの入り口・出口)と呼ばれる業務を行っている業者で、リップル(XRP)や仮想通貨IOUの売買ができる
「みなし仮想通貨交換業者」申請取り下げ
「ミスターエクスチェンジ」と「東京ゲートウェイ」の2社は、金融庁登録申請中で審査中の状況だったわけですが、今回その申請を取り下げ、仮想通貨交換業者を撤退することとなりました。
1月に起きたコインチェックでのNEM大量流出が起きてから金融庁は仮想通貨交換業者には体制整備を強く求めてきたわけですが…
今回撤退することになった「ミスターエクスチェンジ」と「東京ゲートウェイ」の2社より以前、これまでに3社が金融庁への登録申請を取り下げていました。
仮想通貨交換業から撤退が計5社に
これまでの3社は以下のとおりです。
ビットステーション
来夢
bitExpress
この3社に加えて今回「ミスターエクスチェンジ」と「東京ゲートウェイ」の2社が申請を取り下げたことにより、みなし業者5社が仮想通貨交換業から撤退ということになるわけですね。
ふと感じるのが、1月のコインチェックの件がもし起きていない現状だとしても、遅かれ早かれ仮想通貨交換業者の撤退ってきっと普通にあるものだと感じます。
まとめ
仮想通貨交換業者に関しては、ネットでもよく「淘汰される」「淘汰されていく」といったワードがあがっていますが、本当にそのとおりだと感じます。
金融庁が目を光らせて仮想通貨交換業者に体制整備を求めるのも普通にわかります。
利用者マターというのか、利用者保護は仮想通貨交換業者の土台としてはもはや当然なんじゃないのかなと。
これを機に仮想通貨利用している人たちは取引所の見直しだったり一度検討する人も居るかもしれないですよね。