韓国最大手ゲーム事業(PCやモバイル向けのオンラインゲーム大手のネクソンなど)を含む韓国最大の複数の複合企業が同国内の仮想通貨取引市場に参入してきています。
韓国最大の複数の複合企業
NHN(NHNエンタテイメント社)が、”オーケーコイン・コリア”立ち上げの計画をおこなっていることを韓国の仮想通貨メディアが報じました。
NHNは、2007年に中国で仮想通貨取引が禁止されるまで中国最大の仮想通貨取引所だったオーケーコイン(OKCoin)に投資していました。
オーケーコイン・コリア
ブロックチェーン・メディア・コリアのインタビューによるオーケーコイン・コリアのチョウ・ジョンファン社長が話していた内容がこんな感じです。
仮想通貨取引所事業を韓国に拡大するため、最終調整に入った
オーケーコイン・コリアは3月中に開所する方針
仮想通貨/韓国ウォンの取扱通貨ペア数は現在韓国最多のビッサムの12種類よりも多い60種類にする計画
仮想通貨取引規模がバイナンスとフォビに次いで世界第3位のOKExで使われてる高度な技術をオーケーコイン・コリアのシステムに組み込む、ということもオーケーコイン・コリアのチョウ・ジョンファン社長は話しました。
NHNによる投資
NHNエンタテイメント社の子会社であるNHNインベストメント・パートナーズがオーケーコイン・コリアに相当額の投資を行ったといわれてます。
その背景は、オーケーコイン・コリアが、創設に重点的に取り組みつつ、プラットフォームを維持できるようにとのことです。
チョウ社長は今の20人の開発者から成り立っているチームだと今後の大規模な仮想通貨取引所の運営に十分じゃない、今後チームの生産能力を飛躍的に向上させるということも触れていました。
アップビット参入
アップビット社もまた仮想通貨市場に参入しています。
アップビットは仮想通貨のみを取り扱う取引所で、アメリカ拠点の取引所であるBittrex(ビットトレックス)の仮想通貨取引ペアを採用してます。
立ち上げから数ヶ月の間で韓国初の仮想通貨のみを取り扱う取引プラットフォームとして同市場を独占し始めているとのことです。
※アップビットはドゥナムー社によって運用(韓国で最も人気のある株式取引アプリであり、株式指数となっているカカオストック運営会社の子会社。カカオは韓国最大のインターネット企業といわれています。
アップビットが急成長する中、カカオの幹部たちは世界の仮想通貨市場に参入するため、アップビットチームに加わったそうです。
このことは韓国の新聞社・朝鮮日報で触れられています。
すでに先月にカカオの広報担当者がアップビットに異動して、事業成長の加速を目論んでいるとのこと。
韓国最大のゲーム会社ネクソンによる買収
評価額115億ドルという韓国最大の怪物ゲーム会社のネクソンは、韓国の仮想通貨取引所であるコビット(韓国市場で3番目に大きい仮想通貨取引所だといわれている)を1億2,000万ドルで買収しました。
ネクソンの親会社NXCはコビットの株式により過半数株式保有者となったとされています。(NXCは株式の65.19%を取得)
まとめ
ネクソンもNXCもアツい動きをしてますね。先日食べた激アツのスンドゥブチゲを思わず浮かべてしまいました。と、それはさておき同じく韓国最大の電気通信会社であるSKテレコムが、億万長者の投資家とコビットの最初の主要な投資家だったそうです。
ネクソンの親会社のNXCが過半数株式保有者となった背景がそこにあるということに紐付けられるように思えます。
つまり、韓国最大の電気通信会社であるSKテレコムや、恵まれた投資家が、コビットの株式を売らなかったからなのでしょう。