仮想通貨が銀行からすると競合相手。銀行がビットコインなど仮想通貨を攻撃(口撃)するのは、そうした関係性からくるものだとは思いますが、内心は銀行としては仮想通貨をつぶしたがっているのでしょうか?
銀行は仮想通貨がキライ?
名のある銀行家たちがビットコインなど仮想通貨や、その前提となるものに関して批判や攻撃をしてきていること。
そういったことから「銀行ってもしかして仮想通貨を全然良しと思ってない?キライ?」と、思っている人たちはきっといるんじゃないかと思います。
ただ、銀行側が仮想通貨に対して攻撃するのは何も闇雲に攻め立てているわけではなく、ちゃんと理由があるんですよね。
銀行と仮想通貨
銀行側からすると仮想通貨は競合相手になるわけです。
その仮想通貨の中でも特にリップルは銀行にとってもっとも競合相手にあたるようです。
グローバル・ブロックチェーンのCOO、シダン・ゴウランさんは次のように話します。
大手銀行がこれら2つの仮想通貨のうちどちらか1つをつぶすことができるとすれば、それはリップルになるだろう
こうした考えを示すのはどうしてなのか?
銀行にとっては、リップルの方がより直接的な競争相手となる。それが主な理由だ。リップルは通貨というよりも、取引のためのネットワークのように機能する。
銀行が厳しい目を向ける可能性は非常に高い。
一方、ビットコインは通貨のように機能する。銀行にリップルと同じ脅威をもたらすことはない
と述べているんですね。ただ、実際のところ銀行はビットコイン取引を容認といった兆候があります。
結局銀行は前向き?
グローバル・ブロックチェーンのシダン・ゴウランさんは
銀行はビットコインの利用を奨励しているようだと言っていいと思う。
ビットコイン先物取引を開始したほか、(銀行振り込みだけでクレジットカードの使用はできないが)仮想通貨取引所への送金も認めている
と触れています。ではリップルは…?
リップルにおいても状況としては同じだと見られているようです。
単純に銀行にとって、”相当な価値あるもの”となり得るわけですからね。
銀行とビットコインとリップルと
クラウドファンドXのCEO、ダレン・マーブルさんの声
リップルは銀行にとって、ブロックチェーンに関する実用的なソリューションになるだろう。銀行にとっての有用性は、非常に高い。
大手銀行がリップルやビットコインをつぶそうとするとは必ずしも考えられない。
と話しているんですね。ビットコインとリップルを支える技術を導入するということ、それと国の通貨に代わるものとして仮想通貨を使うのは別物ってことですね。
まとめ
銀行って結局のところ仮想通貨をリップルをつぶそうとか、つぶしてやる!って何も頭ごなしに思っている感じではなく、単純に脅威に感じてる印象なんですかね。
一部でほんとに腹内から「仮想通貨なんて…」と思っている銀行関係者も居なくはないんでしょうけど…
銀行が仮想通貨を頼りになるものと完全に考えるようになる=仮想通貨業界が今より一層確立したものになる時、ということに思えます。