仮想通貨交換業者のコインチェックから約580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)が流出した事件に対し、ホワイトハッカーたちが犯人の手がかかりを追い続けています。
コインチェック「NEM流出事件」おさらい
事の発端は1月26日00:02:13から08:26:13にかけて、コインチェックが保持している仮想通貨のNEM(ネム)建ての顧客資産が不正侵入により取引所から外部に送金されました。
さらに別口座へと移転されてほぼ100%流出してしまうという事態が発生しました。
ホワイトハッカーたちの現在までの動き
コインチェックの流出事件以降、世界のホワイトハッカーたちが犯人追跡の動きをとっています。
ホワイトハッカーたちがTwitterで情報交換したりして犯人の追跡をおこなっていると、コインチェックNEM流出事件の犯人の口座はすぐに特定されました。
ホワイトハッカーVSネム(NEM)流出犯
犯人の口座を特定したホワイトハッカーたちと、ネム(NEM)流出犯人との攻防は以下のとおりです。
国際組織の「ネム財団」や財団に賛同するホワイトハッカーが流出ネム(NEM)に目印をつけるという対抗策を編み出す。
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ホワイトハッカーたちは目印をつける→犯人は、追跡させないようにと複数口座へネム(NEM)の分散を繰り返す。
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2月7日、ホワイトハッカーの1人が犯人の口座を監視していた際、少額のネム(NEM)が不特定多数の口座に移動していることに気付く。
記録をチェックしてみると、匿名性が高い「ダークウェブ」へと取引の場が移されていた。
犯人はダークウェブに独自の交換所を開設していた。
そして現在は…
ホワイトハッカーの1人によると
・3月中旬までに約290億円分が他の仮想通貨と交換されている
・全額がマネーロンダリング(資金洗浄)されてしまうかもしれない
と。しかし、ホワイトハッカーたちはあきらめずに今後もTwitterで流出ネム(NEM)の動向を報告・共有し続けたり、ネム(NEM)の分散状況を監視するサイトを作るホワイトハッカーも出てきている。
まとめ
コインチェックNEM流出事件の犯人と、それを追い続けているホワイトハッカーたち。
TwitterなどSNSでの拡散性がこういうときに役に立つと再確認させられますね。
悪意のあるハッカーを監視し続けるホワイトハッカーたちに少しでも協力できる何かがあれば率先的に提供したいと思えます。