仮想通貨マイニングにおけるチップ製造・販売を行う中国のBitmain(ビットメイン)がイーサリアムのマイニング用のASICを販売することを発表しました。
Bitmain(ビットメイン)とは
Bitmain(ビットメイン)とは?
中国のマイニングハードウェアの大手で、昨年2017年(設立4年目)の営業利益は日本円にして4,000億円をも上回るともいわれてます
”仮想通貨マイニング”でパッと頭に浮かんでくるって人も多いんじゃないでしょうか。
それくらい日本でも名前が通っているように思えるBitmain(ビットメイン)が、世界初となるイーサリアム用のASICを販売することになりました。
ASICとは?
ASIC(エーシック)。電子部品の1つで集積回路。Application Specific Integrated Circuitの頭文字でASIC。
日本語にすると「特定アプリケーション用集積回路」
イーサリアム用ASIC「Antminer E3」
世界初のイーサリアム用のASIC、その名も「Antminer E3(アントマイナーE3)」
販売価格は800ドルで、性能がすごいんです。
性能
イーサリアムのマイニングに使われる高性能GPU(MDのRadeon RX Vega64)は200ワットでハッシュレートが33MH/s。
※高性能GPUはゲーミングPCなどで使われてます。
これに対して「Antminer E3」は800ワットでハッシュレートが180MH/s
このことからも、理論的には約1.5倍の性能ってことになるわけですね。
ハッシュレートとは?
仮想通貨のマイニングにおける指標の1つで、採掘速度のことをいいます。
たとえばビットコインのマイニングは約10分の間で世界中のマイナーが一斉に計算をして1つの答えを探します。
そのときの1秒あたりの計算回数がハッシュレートってことです。
「Antminer E3」その他情報
Antminer E3の発送 | 7月後半から開始で、ユーザー1人あたり5台まで購入可。 ※香港・台湾・マカオには発送されない。 |
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支払方法 | ビットコインキャッシュか米ドル |
まとめ
このタイミングでBitmain(ビットメイン)がイーサリアムのASIC販売した意図としても気になるところです。
というのも、イーサリアムは将来的にマイニングにおけるアルゴリズムをPoWからPoSに変更する計画があるみたいなので。
いろんな理由が今回販売した意図にはなるんでしょうけども…
イーサリウムはアルゴリズムを定期的ないし不定期で変更していくんでしょうかね。