スターバックスが新たに開発した”意外なメニュー”はブロックチェーンだった

スターバックスが新たに開発した”意外なメニュー”はブロックチェーンだった

米・スターバックスがブロックチェーンを使用した「Bean to Cup」の追跡プログラムを新たに開始しました。
物流プロセスのトレーサビリティ(追跡可能性)を向上させることでどのような効果が得られるかを探る狙いのようです。

 

スタバのイメージ

 

 

コーヒーマシン「Bean to Cup」追跡プログラム

 

「Bean to Cup」プログラムの概要は以下のフローとなります。

 

コーヒー農家で生産されたコーヒー豆が物流に載るプロセスをリアルタイムで記録し共有

小規模農家のデータを蓄積して、物流プロセスのトレーサビリティ(追跡可能性)を向上させる

どのような効果が得られるのか?を探る

 

コーヒーマシンイメージ

 

スターバックスのケビン・ジョンソンCEOは今後2年の間に技術や革新的なデータプラットフォームがどのようにしてコーヒー農家の財務状況に好影響を与えるかを実証する見通しだと話しています。

 

オープンソースを活用して、その学びを世界に共有していく考えだと。

スターバックスは2015年末、持続可能なコーヒーチャレンジを掲げてコーヒーの課の継続的な利益確保に取り組んできたそうです。

 

 

NAEB(ルワンダ農業省輸出開発委員会)のビジョン

 

ビジョン

NAEB(ルワンダ農業省輸出開発委員会)のCEO、ビル・カヨンガ氏はスターバックスのプログラムに関して

 

トレーサビリティの強化により、コーヒー農家の価値は今よりも高まるだろう。同時に、ルワンダの国力強化にも繋がるはずだ。

 

と述べています。つまり、スターバックスのプログラムがNAEBのビジョンと一致しているということをあらわしているわけです。

 

 

ダイナミックな1対1のつながり

 

熱く語る

 

スターバックスコーヒー社で、グローバル・コーヒー・トレーサビリティ・ディレクターを務めるアーサー・カルレトワ氏は、非常に責任者らしく熱いコメントをしています。

 

人間に深みとコクを与えるコーヒーのような大産業のトレーサビリティ(追跡可能性)は、自身の未編集の写真を撮るようなものだ。
そこには我々のすべてが写し出される。しかし、より重要なのは我々を支えるすべてだ。

 

熱い語りですね。コーヒー農家とスターバックスユーザー間にダイナミックな1対1のつながりが出来ると話しているだけあって、気の入れ様の強さが必然的にうかがえます。

 

 

まとめ

 

ブロックチェーンがまたしてもこんなところにまで…と思える話です。

スターバックスの顕著な姿勢というのか、今回のプログラムの責任者の想いはエスプレッソより熱伝わってくるようです。

ぜひとも求める結果につながってもらえれば、そこにまた”ブロックチェーン技術”を見出す次の一手が挙がるのではないかと想像できます。

 

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