シンプレクス株式会社とスマートコントラクト株式会社の子会社である株式会社スマートコントラクトシステムズが、仮想通貨を資本金の一部に組み込んだ企業を設立することに合意したみたいです。
仮想通貨が資本金に入ってる?一体どんなベンチャーなのか?
概要
シンプレクス社と、スマートコントラクトシステムズ社が新たなベンチャー企業を設立するということで合意したってことになります。
仮想通貨が資本金の一部に?
両社が合意して設立されるベンチャーは、資本金の一部に仮想通貨で現物出資を行うという形になっています。
出資総額は2億円で、内訳は以下のとおりです。
シンプレクス社 | 1億200万円を現金出資 |
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スマートコントラクトシステムズ社 | 9,800万円相当の仮想通貨イーサリアムを現物出資 |
”資本金の一部を仮想通貨”ということですが、これってなかなかの比率だと思いました。
出資比率でいうとシンプレクス社が51%になるわけで…スマートコントラクトシステムズ社の出資比率が49%になるわけですよね。
つまり、ほぼほぼ半分はイーサリアムを現物出資するということになりますね。
設立の目的は?
シンプレクス社とスマートコントラクトシステムズ社が、この新たなベンチャー設立をしようとした目的については次のとおりです。
健全な仮想通貨市場の発展に寄付すること
仮想通貨市場に流動性を供給する機関投資家を対象とした取引プラットフォームを提供する事業を共同で行うため
これらのことが主な目的になっているようです。
ロードマップ
新会社は2018年5月を目途に設立という運びになっていて、ひとまずのロードマップとしては以下のようになっています。
2018年7月を目処にスマートコントラクトおよび関連会社にディーリングシステムを提供
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2018年9月までに機関投資家などのリクイディティプロバイダーを対象としたディーリングシステムのASPを展開、リクイディティプロバイダーと仮想通貨交換業者が取引を行うためのマッチングシステムを提供
まとめ
イーサリアムは時価総額ランキングでもビットコインに次ぐ2位ということからも知名度は去ることながら、期待値としても大きいんでしょうね。
一昔前だったら会社設立の資本金に仮想通貨を?って感じだったと思います。
いわゆる”評価経済化社会”になりつつある傾向なのかなとも感じました。
この新たなベンチャー同様にイーサリアムそのものにも今後も注目ですね。