the timesが20日、ツイッター(Twitter)と決済サービスのスクエア社でCEOであるジャック・ドーシー氏が、ビットコインは将来世界中やインターネットで単一通貨になるとの考えを示したと伝えました。
スクエア社CEOジャック・ドーシー氏の見解
モバイル決済企業のスクエア社、そのCEOであるジャック・ドーシー氏(Twitter創業者)は、ビットコインについて次のように述べました。
「最終的に世界の通貨は一つとなり、インターネットの通貨は一つとなる。個人的に、私はそれがビットコインだと信じている」
「ビットコインが抜きん出るのは、おそらく10年以上かかるかもしれないが、もっと早くなる可能性がある」
ジャック・ドーシー氏は、先月2月末にスクエア社のアプリ「キャッシュ」でビットコインを取り入れるよりも多くのオプション開発のほうに力を入れる旨を語っていました。
このことは、決済業界の変革技術と呼ばれています。
かつて「Startup School」で”自身が日々心掛けている「すること・しないこと」リスト”を語ったジャック・ドーシー氏ですが、その「しないこと」の中に
Don’t set expectations that you can’t meet
(自分が応えられない期待は抱かせない)
と、ありました。この言葉からも、ビットコインの将来性には強く確かな期待を抱いているということになるのでしょう。
現時点でのビットコインへの見解
ジャック・ドーシー氏は、ビットコインを現時点では有効的な通貨、つまり取引の媒介となる能力を持っているとは考えていない、という見解を示しています。
「遅くてコストがかかるが、ますます多くの人がビットコインを保有していくにつれ、その問題はなくなるだろう。ブロックチェーンで構築された新しいテクノロジーがあり、より身近ものになる」
ライトニング・ネットワーク(LN)の開発元であるライトニング・ラボが、15日に無料で瞬時のビットコイン・トランザクションを実現に近づけました。
┗※ビットコインメインネットで利用可能な初のライトニングネットワーク実装をリリース
ジャック・ドーシー氏はライトコイン(LTC)創設者のチャーリー・リー氏と同じく、250万ドル(約2億6,000万円)のシード・ファイナンスに参加しました。
まとめ
思えばスクエアIPOで資産7億ドルを失ったジャック・ドーシー氏(2015年、スクエア社がニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した際、氏の資産は14.4億ドル(日本円で約1,728億円)で、IPO前と比べて7.3億ドル(日本円で約876億円)の減少となった)。
”Twitterを創った男”は今日もたくましい…