ブロックチェーンを活用したアプリケーション「Dapps」をご存知ですか?
この記事は「Dapps」によるゲームについてわかりやすく解説しています。なぜ「Dapps」アプリのゲームなのか?それは”あることを体感”すればきっとその意味がわかるように思えます。
アプリケーション「Dapps」とは
「Dapps」とは?
Decentralized Applicationsの略で、特定の中央管理者を持たないブロックチェーン技術を用いた非中央集権・分散型アプリケーションのこと。
「Dapps」は従来のアプリケーションみたいに中央集権型じゃなく、完全に分散された新しいアプリケーションってことになります。
「Dapps」の観点からすると、広い意味ではビットコイン、それからイーサリウムも「Dapps」の1つになります。
「Dapps」の定義
「Dapps」は定義(Dappsに投資するDavid Johnston氏による定義)があります。それが次のとおりです。
アプリケーションがオープンソースであること
トークンを利用していること
そのトークンでユーザーに報酬が支払われること
これらの要件を満たすものが定義として「Dapps」ってわけですね。
「Dapps」とイーサリアム
「Dapps」の1つである仮想通貨イーサリアム、そのイーサリアムの特長でもある”スマートコントラクト”の仕組みを活かした「Dapps」アプリケーションのゲームがあります。
スマートコントラクトとは?
ブロックチェーン上で契約をスマートに行うことができる仕組み。
取引のプロセスを自動化できることにより、決済期間の短縮や不正防止になるといわれている。
スマートコントラクトの仕組みを活かした「Dapps」アプリのゲームはいくつか存在しているんですが、そのなかで、今後どんどん流行るのでは?と感じられるのが「crypto kitties」と「Bitpet」になります。
「crypto kitties」とは?
”イーサリアムを見事に使っているゲーム”
それが最初に知ったときの印象です。
知ったきっかけは知人から「イーサリアムのスゴさを体感できるゲームがあるよ」という言葉でした。
「Crypto Kitties」は、猫を育てて交配させるブリーダーゲームになります。最初は「ダビスタみたいな感じかな?」と思ってましたが、ポケモンカードのほうが近い気はします。
いろいろと調べてみると去年12月時点で実際のお金(リアルマネー)がすでに130万ドル以上この「crypto kitties」に投入している人たちが居るということがわかりました。
引用:https://kittysales.herokuapp.com/
※こちらは2017年12月段階での「crypto kitties」で行われた最大の取引を追跡したサイトになります。
こうした仮想猫を売って1000万円をゲットした人も居るみたいなので、アメリカンドリームならぬ”キャットドリーム”ですね。
「crypto kitties」このゲームは”世界の最新の流行”とまでアメリカでは言われてたりもするので、日本で大流行!みたいな日が来るのは遠くない気がします。
日本人は流行モノが好きな風潮がありますし、熱狂的になりやすい人は多いんじゃないでしょうか。
第2の「crypto kitties」
「crypto kitties」のようにバイラル的に流行る、いわゆる”第2の「crypto kitties」”は出ているのか?
「crypto kitties」を体験すると、そう考えるようになるのは自然な流れかと思います。
つまり「crypto kitties」と同じようにペット育成~販売できるゲームってほかにないのかな?
と思っていたら、それがすでに存在していたんです。それが先月3月に公開された「Bitpet」になります。
「Bitpet」でペットを購入するのもイーサリアムになります。
「crypto kitties」は猫ですが、「Bitpet」はかわいらしいウサギですね。
この「Bitpet」は、Random Box(ガチャみたいなもの)にイーサリアムで課金してペットを購入の流れになります。
Random Box(ガチャ)でレアなペットをゲットして販売したり、レースをさせられるミニゲーム機能も実装されているので、そうしたミニゲームに参加して報酬をゲットすることもできるわけです。
ペットのオークションも開催(運営側が開催)されていて、そこでレアペットを手に入れるということも可能なわけです。
中には1000万円以上で販売されているペットもあります。
普通にキャラクターとしても日本の女の子なんかの間で流行りそうな気もしますね。
まとめ
仮想通貨の盛り上がりって今こんなところまで来てるんだな。この記事を読んでそう思う人はきっと居るんじゃないでしょうか。
「ゲームをして仮想通貨を稼げる」というのは普段ゲームをやらない人たちの利用が見込め、仮想通貨市場・イーサリアム市場の宣伝にもつながりますし、こうした「Dapps」アプリケーション分野のゲームは気がついたら大流行していたりするかもしれませんね。
「Dapps」ゲームアプリは国産のものは世に出ていないですし、日本の大手企業が本格的に参入したら”仮想ペットで億り人”なる人がどんどん生まれる、そんな日は近いんじゃないでしょうか。
「Dapps」がアプリ業界を大きく変える”新しいアプリの時代”その足音が聞こえてきているように思えます。
ちなみに「Bitpet」は公開されてそんなに日も経っていないという理由から「レアペットが出現しやすい」という声もちらほらと…