SBIホールディングスが3月初旬にリップル社のブロックチェーン技術を活用したスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」を発表しました。
ネットでも「革命すぎる どんなに凄いことかわかってる人いるかな」といった声が上がっていますが、何が凄いのか?を踏まえて書いてます。
SBIの発表した次世代送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」
「Money Tap(マネータップ)」とは?
金融基盤に接続する個人間送金アプリ。
対応している銀行間なら24時間365日、送金が可能になるみたいで、住信SBIネット銀行・スルガ銀行・りそな銀行の3行は、このMoney Tap(マネータップ)を夏以降に一般公開するとのことです。
Money Tap(マネータップ)について、具体的にできることが以下、書いていきます。
Money Tap(マネータップ)でスマホで実現できること
Money Tap(マネータップ)によってスマホ内で実現できることがこちらです
ローコストでの送金
リアルタイム送金
電話番号送金
QRコード送金
口座番号送金
その場の割り勘送金
が、スマホで実現するって”平日の銀行営業時間内”じゃないと当日着金しない等の問題がこれでクリアになるわけですね。
Money Tap(マネータップ)の実際の様子を動画で
実際にMoney Tap(マネータップ)を使ってる様子がみえる動画、それがこちらです。
沖田社長が実際に見せてくれた「マネータップ」のデモ画面です! pic.twitter.com/vKpgrmQxkC
— ツインズナオキ@リップル図解ブログ (@twins_naoki) 2018年3月27日
”沖田社長が実際に…”というのは、SBI Ripple Asia代表取締役の沖田貴史さんのことでしょう。
コメントに「凄い!こうしてみると実用化が目前に迫ってる事を実感しますね!」、「革命すぎる どんなに凄いことかわかってる人いるかな」とありますが、いかにMoney Tap(マネータップ)が凄いのかという感情が伝わってきますね。
SBI Ripple Asia代表取締役の沖田貴史さんは次のように語っています。
いろんな送金アプリが出てるけど、これは銀行だから出来ることを追求した
フィンテック企業のサービスは資金決済法に準拠してるのでプリペイドのバリューに置き換えて送金が主流で、出金できなかったり出金するときに手数料がかかる。
Money Tap(マネータップ)は銀行主導の決済ソリューションなのでトータルのユーザーエクスペリエンスに関して使いやすいものを提供できる
リップル技術「xCurrentを実装」
SBIホールディングスとSBI Ripple Asiaが加盟する”内外為替一元化コンソーシアム”は2017年にリップル社のソリューションの”xCurrent”を実装した商用版”RCクラウド2.0”を完成させました。
内外為替一元化コンソーシアムとは?
SBIホールディングス株式会社と、その子会社で次世代決済基盤をアジア地域で展開するSBI Ripple Asia株式会社主導による、次世代送金インフラ整備のためのプロジェクトで、ブロックチェーン・分散台帳技術などの新技術を活用し、内国為替と外国為替を一元化し、24時間リアルタイムでの送金インフラの構築を目指すとしている
Money Tap(マネータップ)はその”RCクラウド2.0”に接続することで色んな利点を得ているとのことです。
一般公開は?
今現在は、住信SBIネット銀行・スルガ銀行・りそな銀行の3行が4月以降に試験運用を開始、夏以降での一般公開を目指しているといわれてます。
現時点で機能としては個人間送金をターゲットとしていますが、将来的には外為機能も追加されるみたいです。
まとめ
いやはや、確かに実際にマネータップを使っている動画を観たときにちょっと驚きました。
「この技術すごすぎでしょ」的な声が上がるのも素直にうなづけます。
今後、内外為替一元化コンソーシアムに参加する銀行なんかは増えるんでしょうね。
大手であるみずほフィナンシャルグループや三菱東京UFJ銀行も参加しているみたいですし。