中国人民銀行があらゆる仮想通貨に対して、さらに新たなな取り締まりを実施することがTechnode中国語版により発表されています。「これがお前らのやり方か」と感じている人はきっと少なくないはず…
中国人民銀行の発表
中国人民銀行の副総裁、範一飛さんが2018年の通貨に対する金に関する全国テレカンの席上で次のようにスピーチしました。
中国はシステム改革とイノベーションをステップアップして自らのデジタル通貨の研究開発を推し進める
仮想通貨詐欺に照準を合わせた取締りをする
ちなみにテレカンとはテレカンファレンスのことで、遠隔会議のことを指します。
中国と仮想通貨
中国の仮想通貨業界への取り締まりは今回新しいものではありません。
今年初め、中国政府は仮想通貨業界に対して次のとおり実施しているんですね。
国内や国際取引プラットフォームの禁止
中国国内の複数のビットコインOTC(相対・店頭取引)口座の凍結
ビットコインマイニングのインセンティブ引き下げ
こうした一連の動きを実施しています。
中国のビットコインマイナーの動向
中国のビットコインマイナーたちは、中国国内での仮想通貨に対する規制がますます厳しくなってくるにつれ、カナダ市場に目を向けています。
カナダのような仮想通貨にフレンドリーな市場に集まるようになっているようです。
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なぜか?
香港だとかシンガポールのような市場でOTC(相対・店頭取引)の店舗を設立するため
だから多くの仮想通貨取引所やウォレットサービスが中国を離れた
まとめ
中国のビットコイナーの人たちの動きだったりを思うと、やはり”規制に次ぐ規制”は仮想通貨利用の人たちにとっては窮屈になってしまうんでしょうね。
その背景というのか、やっぱりマイニング王国と呼ばれていたときがあっただけに、中国のビットコイナーたちの肌に合わないといった感じに思えます。
これは各当局に対して思うことですが、規制ばかりの規制は下手をすると自国の首を絞めかねないなと。